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つながる地下街

すべての利用者が「迷わず」「安全に」移動できる、「わかりやすい」案内表示を目指して。

2026.09.14

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地下街では、利用者が「迷わず、安全に」移動できるように、さまざまなサイン(案内表示)を設置しています。この記事では、様々なサインやユニバーサルデザインへの取り組みなどを紹介します。

わかりやすいサイン(案内表示)整備への取り組み

地下街では、「わかりやすさ」を念頭に、地上や地下周辺の案内サインや近隣施設・出口への誘導サインなどを整備し、設置しています。
■インバウンド対応として、周辺案内には4か国語表示を採用し、スペースが限られる誘導サインには2か国語表示とするなど、視認性と情報量のバランスに配慮しています。
■ユニバーサルデザインの考え方のもと、障害のある方、高齢者や子どもを含む幅広い利用者に配慮し、JIS規格に基づくピクトグラムの採用や色彩・文字の見やすさ、設置高さの工夫をしています。
■近隣施設と共通で利用できる位置表示システムを導入しています。


インバウンドに対応した、多言語表示

1970(昭和45)年、大阪万博(EXPO'70)に備え、すべての地下街の道標(方向指示板)をローマ字入りの表示に取替えました。
1995(平成7)年には「ホワイティうめだ」で総合案内板・誘導サイン・出入口案内サインを日英韓中の4か国語表示に変更、各地下街も順次変更されました。

(左):ローマ字入りサイン(1970年頃)
(右):4か国語表示の案内サイン

みんなにやさしいユニバーサルデザイン①触地図

トイレの入口付近に「触地図」仕様のサインを設置しています。触地図とは、手指の触覚で空間認識を行うための地図です。
視覚障がい者に安心してトイレを利用していただくための取り組みです。

「なんばウォーク」トイレ入口付近設置の触地図

みんなにやさしいユニバーサルデザイン②点字ブロック

点字ブロックは、正式名称を「視覚障がい者誘導用ブロック」といい、足裏の触感覚と白杖で認識できるよう、突起を表面につけたもので、視覚障害者を安全に誘導するためのものです。
点字ブロックの色は原則として黄色とされています。 これは、周囲の路面や床面の色と明度や輝度の差をつけて、視力が低下している人にも分かるようにするためです。
地下街の通路は公共通路(道路)でもあるため、設置場所やタイルの色をめぐって視覚障がい者団体と協議したケースもありました。主要交通機関や隣接ビルへ導く、視覚障がい者にとっては無くてはならないサインなのです。

(左):「なんばウォーク」の通路に設置された点字ブロック
(右):誘導を標示する線状ブロックと警告を標示する点状ブロック



デザインも重視、「コムズガーデン」の新しいサイン

2025(令和7)年、大規模リニューアル工事を実施した「コムズガーデン 」ではサインも一新されました。
鉄道やトイレ・エスカレーターを表すピクトグラムはJIS規格を採用しましたが、デザイン性も重視し、フレーム(囲み)をこれまでの四角型から丸型に変更しました。


モバイルに対応!「NAMBAなんなん」サインにQRコード

2025(令和7)年にリニューアルした「NAMBAなんなん」のファサード、Osaka Metro「なんば駅」の目の前のサインにはQRコードが設置されています。 

施設の公式サイトに直接つながり、パンフレットでは追いきれなかった最新ニュースや店舗の詳細がお手持ちのモバイルで簡単に確認できます。 

共通サインルール①梅田地区

「ホワイティうめだ」「ドーチカ」のある梅田地区は接続エリアが多く、消防への通報時に自身のいる位置(エリア)がわかりにくいことから、大阪市危機監理室からエリア名称を統一するよう、働きかけがありました。
1996(平成8)年、梅田ターミナル地域の案内システムが整備され、サインの位置が統一されました。
緊急車両到着時にわかりやすいよう、階段塔屋にも大きく番号を掲示しています。

共通サインルール②難波地区

2003(平成15)年、梅田ターミナル地域に続き難波地区も共通ルールの検討がはじまりました。
「なんばウォーク」では、2005(平成17)年、難波ターミナル地域サイン連絡会議の基準に沿って、難波エリアをアルファベットで区分けしたサインを設置しました。

(左):「なんばウォーク」内に設置された「かんたんマップ」。現在地やエリア、各電鉄の方面がシンプルでわかりやすい。
(右):周辺詳細図にもアルファベットのエリア名が記載されている。

歴史のサイン「銘板」

地上から各地下街に降りる階段(塔屋)の壁面に、古めかしいプレートがあることに気づいたことはありませんか?
一般的な建物では建設の証として定礎を設置しますが、地下街には銘板(サインプレート)が設置されています。施設のリニューアルでタイルなどを貼りかえる際は一旦取り外し、再度設置しなおします。
地下街開業の証は、今もそこに存在しています。

(左):1957(昭和32)年「難波公共地下道(ナンバ地下センター、現NAMBAなんなん)」開業記念の銘板
(右):1963(昭和38)年「梅田公共地下道(ウメダ地下センター、現ホワイティうめだ)」開業記念の銘板