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進化し続ける地下街の「防災」への取り組み

2026.06.08

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お客さまに、地下街を「安全・安心」にご利用いただくため、また店舗従業員を守るため、当社は日々さまざまな防災活動を行っています。
この記事では、施設の整備・点検をはじめ、防災計画や訓練、マニュアルの整備、啓もう活動など、過去から現在まで進化し続ける取り組みの一部をご紹介します。

地下街の「安全・安心」のために!

地下街では、地上とは異なる閉鎖的な空間特性を踏まえ、火災・地震・ガス漏れ・水害・停電などを想定した防火・防災計画を策定しています。そして被害が拡大しやすい環境であるため、各種法令に基づく厳しい基準のもと、設備整備と運用を行っています。
■火災発生時
煙感知器が作動し「防災センター」へ自動通報されると同時に、スプリンクラーや排煙設備が稼働し、防火シャッターによって延焼を防止します。また、年2回、営業所員や警備員、店舗従業員が参加する消火・避難訓練を実施し、万一に備えています。
■停電時
非常灯が瞬時に点灯し、その後非常用自家発電設備が起動して通路の安全な明るさを確保します。
■水害対策
ハザードマップを基に止水板や土嚢を配備し、出水期前には水防訓練を行っています。
■地震発生時
地下街は構造的に揺れに強いため、発生時には街内放送で冷静な行動を促し、警備員と店舗従業員が連携して避難誘導を行います。
■防犯・テロ対策
「防災センター」による24時間体制の監視と関係機関との連携により、お客さまの安全確保に努めています。


店舗従業員向けアイテムを紹介! ①いざという時の「防災・救命ハンドブック」

店舗従業員向けに配付している冊子。火災防止のためのチェックポイントや発生時の対応、避難や誘導、救命処置など、漫画感覚で読みやすいつくりとなっており、日本ショッピングセンター協会のセミナーでも紹介されました。

②お客さまの安全のための「避難誘導旗」

お客さまを安全が確認された場所へ誘導するための旗で、1984(昭和59)年に導入、全店に配付されています。 従業員のみなさんが参加する防災訓練の必須アイテムです。



過去にはこんな取り組みも!

①全国の地下街初の試みとして、財団法人大阪市消防振興協会のアドバイスのもと、防災ビデオ「地下街の安全をめざして」を1994(平成6)年に制作。災害発生時の対処法が、店舗従業員に向けわかりやすく、かつ実践的な内容で示されていました。各地下街の研修で反復上映され、全国の地下街にも紹介されました。
②各地下街の所轄警察署の協力をもとに振興組合などと連携し、2000(平成12)年に「地下街防犯マニュアル」を作成、全店舗に配付しました。防犯全般にわたる手引書の作成は初の試みでした。
③過去(時期不詳)には絵本を作成したことも。

安全・安心のために取り組む姿勢は今も昔も変わりません。

イザというとき絵本「アナタだいじょうぶデスネ?」

ゲリラ豪雨から地下街を守れ!

地下街で一番恐ろしい災害は、水害(内水氾濫、外水氾濫、津波、高潮)です。ゲリラ豪雨で一気に浸水することもありえるので、大雨シーズンには雨雲を常に警戒し、いざという時は止水板や土嚢の設置で対応します。
また、「水防法(1949年制定)」に基づく避難確保浸水防止計画を作成し、地下街(当社)主導で、隣接施設やビルと連携し対策を講じています。毎年の水防訓練も欠かせません。



止水板の設置確認作業

地域や大学と連携!

地下街(当社)と隣接施設で組織する「総合防火管理協議会」との連携、大阪大学の研究チームとの共同研究による津波被害を想定した避難シミュレーションなど、多様な取り組みを行っています。
最新の「東梅田地下空間避難確保計画(2025年10月)」では、「ホワイティうめだ防災センター」を情報集約の拠点とするとともに、防災アプリの活用なども盛り込まれています。

関西初!地下街テロ対処総合警備訓練

2006(平成18)年3月1日、大阪府警察本部、大阪市消防局、日本赤十字社大阪支部、ウメダ地下センター商店街振興組合とともに、「ホワイティうめだ」で、爆弾や化学テロを想定した大規模な警備訓練を行いました。約400人が参加し、エンジンカッターでシャッターを切断して負傷者を救出したり、来街者を地上に誘導をしたり、緊急時の手順を確認しました。地下街を対象とした対テロ訓練は、関西ではこれが初めてでした。